LED回路の基礎知識 抵抗編 改訂版

(注)以前のこのページに間違いが発見されました
某・有名工業大学出身の白い悪魔ことNCアンディ、ありがとう

LED化にあたって一応知っておかなければならないのが電流、電圧、抵抗、消費電力の関係
子供の頃に勉強しましたよね? 覚えてますか?? 私はもちろん忘れてましたが・・・

電圧=電流×抵抗  消費電力=電圧×電流

って公式です。
定格電圧(VF)3.7V、定格電流(IF)20mAのLEDを1個使用する場合
普通車は12Vのバッテリーを積んでますがエンジン始動時には14.4Vになりますので

抵抗R=(14.4-3.7)÷0.02
消費電力W=(14.4-3.7)×0.02
ポクッポクッポクッ・・・


チーンッ!!
R=535Ω  W=0.214W

となるわけです
この計算結果から使用する抵抗を選ぶのですが、余裕を見て560Ω、1/4Wの抵抗を使用することにしました。 
要はLEDに20mA以上の電気を流さないようにしてるわけです。
ちなみにLEDを複数つなげる場合は・・・

2個の場合 14.4-3.7-3.7=0.02×R  R=350Ω
3個の場合 14.4-3.7-3.7-3.7=0.02×R R=165Ω
4個の場合 14.4-3.7-3.7-3.7-3.7の値がマイナスになってしまい不可能です たぶん点灯しません。
定格電圧の低いLEDを選びましょう


そして、数種類の抵抗を買い込むと混ざってしまい訳がわからなくなることがあります
抵抗には基本的に4本の線が引いてありこの色によって抵抗値を見分けることが出来ます。

 

1 2

数値

乗数

許容差(%)

0

1

-

1

10

±1

2

102

±2

3

103

±0.05

4

104

-

5

105

±0.5

6

106

±0.25

7

107

±0.1

8

108

-

9

109

-

-

10-2

±10

-

10-1

±5

無色

-

-

±20

 試しに写真の抵抗の抵抗値を調べてみます。

例題@
1つめの抵抗には緑・青・茶・金とラインが入っていますので、これを表と照らし合わせます
十の位が5、一の位が6、乗数が10、許容差が±5%
56×10=560となるわけです。

例題A
2つ目には赤・赤・茶・金のライン  22×10=220

こんな具合に求まるわけです。 また4本の線の中で許容差を表している線が1番太いとされているようですが
僕には見分けがつきません・・・


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